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Side by Side  【気象系BL小説】

第28章 二宮和也氏の(悪魔のような)たわごと


番組開始からおよそ45分。

ようやくあの人のコーナーが始まった。

そうそう、俺と貴方は芸能人オーラないよね?
だってスリッパもどきで外出しちゃうもんね?

あんなのほかの3人じゃありえないでしょ?

だって翔ちゃん、誕生日に貴方から貰ったあのサンダル、外で履くのやっぱ無理って言ってたもん。

俺?当然履くよ。
あんたとおそろいだもん。


あっ、お母さんネタ。

昔は確かに貴方のお母さんが買ってたよね。
今は翔ちゃんがなぜか張り切ってるんだよね?

いつだったっけ?
本物のお母さんから嵐のお母さんに服を買う人が変わったって話になったの。

あの時からもう鉄板ネタだよね?
まぁ視聴者は当然、本当のお母さんと思ってるはずだけど。

俺たちは知ってるからね。
お母さんの正体。

あのお母さん、あんたに対してだけはほんとセンスいいと思うよ。

ってか自分のセンス磨け!といってもいいか?俺。

今頃、翔ちゃん、日テレの楽屋でこれ見てるんだろうなぁ。

このお母さんのくだり、絶対どや顔してると思う。

なんてさ、それなりに平和に見てたんだよ、番組。

なのに…。

なんだよ、これ!

握手、ハグまでは百歩譲って許そう。

いや、ホントは許したくないけど…。

でもさ…これは無しじゃない?

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