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Side by Side  【気象系BL小説】

第23章 UP to you…


「え?なに?俺間違えてる?」


ちょっとおろおろしながら聞くと
なにをバカなことをと言わんばかりに
3人が大きく頷いた。


「そりゃ、どう考えてもまちがえてるだろ?」


と潤が言うとうんうんと雅紀が頷きながら言う。


「俺だって大ちゃん大好きだし!
 
 だいたい何でいつも翔ちゃんばっかり
 リーダーのこと構ってんの?」


「あたりまえじゃん、
 俺らファン公認の夫婦だもん!」


俺の主張をニノがあっさりと一蹴する。


「なにを馬鹿なことを…。
 智は俺と一緒にいるのが一番なの。

 翔ちゃんとだと忙しなくて
 マイペースな智が振り回されて
 可哀想でしょ?」

そこに被せるように潤が反論する。

「いや、智さんは俺とでしょ?

 翔さんに任せたら外食ばっかだし、
 ニノじゃ二人で引きこもるだけでしょ?

 相葉さんは二人で釣りに行って
 真っ黒になって帰ってくるだろうし、
 これ以上智さんのこと
 焦がすわけにいかないじゃん?

 その点、俺はリーダーに美味しいもの
 食べさせてあげれるし、
 翔さんほど忙しくないレベルで
 色々出来るしね?」


「あのね、大ちゃんは俺と一緒が
 一番ノンビリ出来るんだよ?
 二人でのんびり過ごす…。

 忙がしい俺らには最高の癒しでしよ?

 俺、料理も出来るしね!」


そう言って胸を張る雅紀。
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