第23章 UP to you…
指で触れると、智くんが舌を出して舐めとる。
ついでにと俺の指を差し出すと
それも一緒に嘗めとった。
紅い舌がやたらと扇情的で…クラクラする。
「翔くん…もっと。ね?もっと食べたい」
アルコールでとろんとした目。
いつになく素直なおねだりに当然、顔がにやける。
「あ、ごめん、ごめん。はいどうぞ…」
再び硬い棒を智くんの唇に押し宛てる。
嬉しそうに開く口。
「ほら、自分で持てる?
おれもそろそろ食べたいし…」
「ん、わかっら」
「ちゃんと嘗めないとダメだよ?
溢れちゃうからね?」
「ん、だいじょーぶ。ふふ、おいひいよ、これ」
咥えながら答える智くんの手に棒を握らせる。
智くんは嬉しそうに時々、チュパチュパと
音を立てながら手にした棒を嘗め続ける…。