第23章 UP to you…
「ほら、口開けて。
食べさせてあげるから」
「翔ちゃん…」
目をうるうるさせて俺を見る智くん。
超絶に可愛い!
アルコールが入ってるから
少しふにゃふにゃしてて破壊力抜群だと思う。
「お口、あーんして」
もう一度俺に促されて口を開ける智くん。
開いた口に咥えさせる。
「ね?美味しいでしょ?」
「んっ」
「そのまま口を窄めて咥えててね?」
「んっ」
俺は咥えさせた棒を抜き差しする。
頬を紅く染めながらされるがままの智くん。
「おいしい?」
「んっ。あまくて、おいひー」
あんまりにも、可愛くて
いたずら心がむくむくと起きる。
感情に任せて、咥えてるそれを
一気に口から引き抜く。
「あぁっ!翔ちゃんっ」
お気に入りのおもちゃを取られた
子どもみたいな顔で俺を睨む。
「そんなに睨まない。
ちゃんとあげるから」
引き抜いた時に付いたのか白いものが
智くんの口元を汚す。
「ここ、ついてるよ?ミルク…」