第22章 流水の紋様 ~揺蕩う(たゆたう)~
翔くんが僕のモノを
その綺麗な唇で包み込み、
イヤらしい水音を立てて扱く。
「あっ、せんせっ、だめっ、あついですっ、
せんせっ、でちゃうっ、でちゃぅぅっっ」
お願いしても離してくれない。
もぅ、我慢できない…。
「あっ、あっ、もぅっ、
しょっ、せんせぇっ、
ああっっ、だめっ、だめぇぇぇっっ」
翔くんの口の中に
熱を吐き出してしたまった僕。
脱力して後ろに倒れそうになるのを
翔くんが抱き締めてくれる。
耳許で聞こえたごくりと喉の鳴る音。
「結構なお練り加減で」
お濃茶の時に使う挨拶をする翔くん。
遠回しに濃かったと言われて
恥ずかしくて恥ずかしくて、
翔くんを睨む。
「翔くんのばかぁ…」
「先生に『馬鹿』なんて…
まだ教えがたりなかったかな?」
くすくす笑いながら翔くんが言う。
え?まだ、先生と弟子、続けるの?
でも…たまにはいいか?
なんて思うからそのまま乗っかる。
「先生、教えてください…僕にいろいろ…」
「智…熱心だね?教えてあげるから、
そこに四つん這いになりなさい」
「はい、せんせぇ」
僕は言われるままに畳の上に手をつく。
翔くんが着物の裾をからげて
下半身を空気に晒す。