第21章 Judgment
「まー、おーちゃんしょうがないよ。
ファンの分の痛みもきっちりね?」
サディスティックな笑みを浮かべる雅紀。
「そうそう、
やっぱりFRIDAYはアイドルには
ご法度だからね?
お仕置きは仕方ないよね?」
既にお仕置きを考え始めてるのか
いやに機嫌のいい、潤。
「智…諦めな。
自分が悪い。
たっぷり教えてやるからさ。
そのあとは俺らが護ってやるから
安心していいよ?
もうあんな女、近付けないし…。
お仕置き、いつしようか?」
半分笑いながら軽く怖いことを言うニノ。
「ごめんなさい、ごめんなさい。
もう、しないから。
ちゃんとファンには謝るし、
コンサートもきっちりするから…。
お仕置きは…やだ…」
半べそをかきながら必死に謝る智くん。
「だーめ!
ここで甘やかすとまたやるでしょ?
大体、なんで毎回こう、
バカな女に引っかかるの?あなたは!」
ニノが至極全うなことを言う。
「おーちゃんには俺たちが
いればいいでしょ?
それともなんか不満あるの?」
雅紀の言葉にふるふると首を振る智くん。
「女相手に勃つかなんて
そもそも試す必要なくない?
智さん俺たちが嫌になったの?」
また、頭を振る智くん。
「ちゃんと教えてあげるね?
俺たちがどんだけ、
あなたのことを愛してるかを?
大体さ、
あなたを勃たせることも出来ない女が
なに彼女気取ってんだっての。
170㎝でスレンダーで
足首がきゅっと締まってて?
おれらと変わんないじゃん?
俺ら元じゃなくて現役バリバリだし…
どうやっても俺ら勝っちゃうじゃん?」