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Side by Side  【気象系BL小説】

第21章 Judgment


「おっさん、今、頷いてるけど?」

『あっ』て顔の智くん。
気づいた?やっと…。

「あんたさ、無自覚にも程があるでしょ?
 大体、過去、写真で失敗した
 自覚ないの?」

「いや、あるよ?
 あるから顔は…。
 ツーショットも避けたし…」

「そういう問題じゃないと思うんだけど?」

喰いぎみに潤が被せる。

「だって…」

「だってじゃない!」

みんなで総ツッコミ状態。

またまた、しゅんとする智くん。

「まずFRIDAYされた岩盤浴と焼肉だっけ?
 その件について聞かせて」

潤が声のトーンを下げて
落ち着いた口調で問いかける。

「僕、彼女と岩盤浴なんて行ってないよ。
 だって逆上せちゃうもん、暑いの…
 
 皆だって知ってるでしょ?」

「確かに智くん苦手だよね?」

「じゃぁ、おーちゃん、
 なんで写真撮られたの?」

「………罰ゲーム…」

「へ?」

意味が分からなくて
4人とも気の抜けた声が出た。

「おじさん、悪いけど
 もうちょっと分かりやすく説明して」

「こないだカミセンと飲んだの。

 そんときにゲームやって負けて、
 罰ゲームであのお店に健くんが忘れた
 エグいパンツ、取りに行かされたの!」

「じゃ前に写ってた女性は?」

「知らない人じゃない?
 気にもしてなかったもん、僕」

「うわーそういうの?マジで?」

ニノが頭を抱えてる。
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