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Side by Side  【気象系BL小説】

第3章 覚悟しとけよ


でもさぁ…

我々の前で無理する必要は

ないんじゃないの?

つらいならさ、きついならさ、

言えばいいじゃん?

いくらでも聞くよ?

経験者もいるわけだし?

人に『甘えろ』って言う割には

ほんと、自分は甘えないよね?

どっかのインタビューで

『割と甘えるのは上手』

なんて言ってたけど…。

それ、どんな冗談?

あーもう、自分のことをわかってない

天然にはほんと困るわ。

プレッシャーでいっぱいなんでしょ?

顔に書いてるよ。

まぁ我々以外には

わからないだろうけど…。

さっき【ご挨拶】って

そっち行ったでしょ?

いつもよりも

長めで丁寧だったの気付いた?

お前のことが心配過ぎて、

少しでもお前が楽になるようにってさ…。

今も顔突き合わせて相談してるよ。

特に上の二人が…。

あの二人、絶対、

【陣中見舞い】とかいって

差し入れ持ってくよなぁ。

あいつも…行くよな…間違いなく。

いや、私も行きますけど、絶対。

あくまでお前は【ついで】って

顔していくからまぁ心配すんなや。
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