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絶対絶望壮年 ーカムクラといっしょー

第5章 地下鉄にて


その目眩ましに乗じてそれぞれ何処かの瓦礫の陰に隠れる。
闇雲に発射した少年は2人を見失った。
「どこに隠れたのかな~? おじさんたち……僕ちんとは違って2人とも顔が整ってたから良いオブジェの材料になると思うんだけどなー。こんなに醜い僕ちんに身体を好き勝手されるなんてさぞかし嫌だろうね…………おじさんたちさぁ、僕ちんのこと嫌いになった~?!」
笑いを含んだ不気味な声が地下鉄に響く。
暁は物陰に隠れながら、本当に脱出できるのかとやや絶望気味に懐にしまったままのファイルを抱きしめた。







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