【弾丸キス】Bullet kiss~誘惑な捜査線♡~
第2章 真城剣太郎 捜査とは名ばかりのデート?
アリスはボーッと真城を見つめていると、
「行くぞ」
そう言って自然に手を繋ぎ、離れた路地裏に入ると、何故か壁に押し付けられた状態にされていた。
『あ、あの…この状況は何でしょうか?』
「何でしょうかじゃねぇよ…じっと熱い視線で見つめやがって…」
『えっ!?い、いったい何の事でしょうか!?』
「まあ、ご期待に応えてやるからちょっと待ってろ…」
『えっ?期待って何の事です?』
アリスは首をかしげるか、真城は横目で見つめつつ誰かに電話をかけている。
電話の相手は氷室管理官だった。
単独行動が多かった真城だが、なるべく(?)信頼のおける人物とは情報を共有するようにしているようだ。
必要最低限の事だけを離してすぐに電話を切ってしまうとアリスに熱のこもった目で見つめてくる。
(何なんだろう…)
そう思っていると顎に手を添えられ上を向かされる。
(こ、これって…まさか…)
そんな事を思っている内に段々と真城の顔が近付いてくる。
「ま、真城さん、ちょっと待って…」
くださいと言おうとしたが、その言葉は真城の唇によって塞がれてしまった。
「んっ…」
軽いキスかと思いきや、角度を変えて徐々に深いものになっていく…。
アリスも一度だけ、なんとかキスから逃れようとしたが真城に後頭部を押さえつけられ阻止される。
「ふぁっ…んんっ…」
(ダメ…もう、立ってられない)
やっと濃厚なキスから解放されたが、ガクンと膝から崩れ落ちてしまうが、真城に支えられる。