【弾丸キス】Bullet kiss~誘惑な捜査線♡~
第3章 氷室、鷹乃 潜入捜査(仮)
「これは命令です。水城…これを拒否すれば服務規程違反になりますよ」
京国理事官は、チラッと氷室管理官を見た。
「そうですね…潜入しやすいように京国の名前を使うといいでしょう」
有無を言わせない態度を見て、アリスは諦めて…潜入捜査をする決意をした。
『了解しました…それは、いつからですか?』
「明日からです。既にこちらで履歴書を先方に送付しておきました。それと、マンションも手配済みですのでそちらを利用してください」
それを聞き既に決定事項であったのだと理解する。
「しばらくはこちらには顔を出さないように…では、失礼しますよ」
一方的に言い切ると京国理事官は出ていってしまう。
鮫川一課長は水城の肩をバシバシ叩き期待してるぞ、と満面の笑みでまくし立て、氷室管理官はやはり機嫌が悪い様で一切こちらを見ることはなかった。