【弾丸キス】Bullet kiss~誘惑な捜査線♡~
第2章 真城剣太郎 捜査とは名ばかりのデート?
真城は立ち上がり、後を追おうとした。
中々立ち上がろうとしないアリスに声をかけた。
「行くぞ…?」
『は、はい…』
アリスは慌てて立ち上がろうとしたのだが、濃厚なキスキスのせいで腰が抜けて立ち上がれなくなっていた。
真城は頭をかきながら…
「わりぃ…手加減したつもりだったんだが…」
真城がアリスを助け起こそうとしていると、後ろから声がかかる。
「真城さんが水城さんにいやらしい事してる~」
「全く、勤務中ですよ…」
後ろから鷹乃と藤咲が現れる。
アリスは顔を赤くして俯いた。
(見られちゃったのかな…)
真城はアリスを助け起こしながら
「水城は具合が悪いんだ」
「そうなんですか?確かに顔が赤くて熱があるようです。
水城さん大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。俺が連れて帰るから後を頼む」
アリスが返事をするよりも早く真城がそう答える。
「え~っ…俺が送って行くのに…」
「鷹乃は容疑者逮捕しとけ、アイツ女を連れ込もうとしてる」
それは大変だと、二人は慌てて容疑者宅へ向かう。
真城はそれを見届けるとアリスの繋いだ手を引き、自分達が住むタワーマンションへと帰って行く。