第7章 愛に堕ちた2人
「……光秀?」
黙りこくっている光秀に声をかけると、光秀はの髪を梳くうように撫で
「俺好みの女になるには生まれたての赤子のようでなければなるまい」
「え?」
言っている意味がわからない。
光秀の意図をくみ取ろうと考えを巡らせていると、シュルシュルと音をたて縄がほどかれていく。
「光秀……?」
「俺が何をするのか……知りたいか?」
妖しく微笑む光秀に背中が寒気を覚えるが、それがたまらなく女の部分を刺激してくる。
(私は何をされるの?)
恐怖と光秀に支配される悦びに身体が熱くなって心臓の音が高鳴っていく。
「横になって足を抱えろ。のいやらしい部分が俺に見えるようにな」
「っ……」
光秀にすべてを晒したいとは思っていても、羞恥心が消えてなくなったわけではない。
自分のいやらしい部分を光秀に見つめられるなんて、恥ずかしくて身体が震えてしまう。
「早くしろ」
冷たい響きの声に逆らう事なんて出来やしない。
光秀の命令は絶対だ。
「これで……いい?」
「ああ……そのまま動くなよ」
「うん……」
恥ずかしくて少しでも光秀からの視線から逃れたくて、は顔を横に背けてしまう。
そんなの敏感な部分に冷たい感触と毛が引っ張っられる感触が入り混じる。
「え……? ちょっと待って……」
「動くな……間違って斬ってしまうぞ」