第1章 堕ちていく私
「……
お前にじっくりと今までに得た事のない快楽を与えてやろう」
「んっ……っ……!!」
舌先で触れるか触れないかくらいのタッチで耳をなぶり始められて背中がぞくぞくとしてくる
冷たい手のひらは胸やお腹を滑るように
撫であげられて
「ふわっ……あんっ……」
自然に吐息が洩れだしてしまう。
あまりのソフトタッチにもどかしくて
腰が疼いてきちゃう
「今宵、お前は新しい一面を知る事になるであろう」
「ハァン……新しい……?」
「そうだ……悦びに浸るがいい」
妖しい笑みを浮かべる光秀
光秀が何をしようとしているのか
何を考えているのか__
さっぱり分からない
「んふっ……」
ただ光秀の触れた場所がどんどんと熱をもち
激しく愛されたくて背中に手を回そうとすると「俺に触れていいと言ったか?」
突き放すような言い方に胸が跳ね上がってしまう。
いつも以上に冷酷な表情
でも、瞳の奥は熱く揺らめいていて
恐ろしいと思いながらも
何かを期待してしまう自分がいる
こんな風に光秀に抱かれたら
私は戻れなくなりそうで怖い……
「やめて……」
「やめていいのか?」
「っ……!!」
乳首を思いっきり引っ張られ、痛みに胸が仰け反ってしまう。すると、じんじんと痛む乳首を舌先で優しく舐めはじめ
「ふあぁー」
頭の中が一気に惚けて、蜜が流れ出る感触が……
私は光秀から逃げられない__