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堕ちていく恋心【イケメン戦国】*R18指定*

第3章 奈落の底に堕ちていく


「仲良くやっているに決まっているだろう。秀吉が心配する事じゃない」

「そうなのか? 最近、の元気がないから心配はしていたんだが」

「毎夜、激しく愛しすぎたか?」


私の肩を抱き寄せ微笑んでくる光秀に私は何も言えなくて、地面を見つめていた。

涙がこぼれそうになるのを必死で堪える。


何故?
どうしてっ?


秀吉の前でそんな事を言うの?
秀吉にだけは知られたくなかった。

例え、秀吉が感ずいていても
言葉で肯定をされたくなかったのに

「あんまり無茶をさせるなよ」

「仕方あるまい……が可愛くてしかたがないのだからな」


光秀の言葉に背筋が凍りついてしまいそうになる。


「は、素晴らしいぞ。まさしく理想とする女だ」

「女には興味がないって言っていたお前がねぇ」



2人にとっては他愛のない会話なのかも知れないけど、私にとっては聞きたくない会話。

耳を塞いで、この場から立ち去りたい
でも、光秀の手が私の身体を掴んで離してくれない。

どうしていいのか、途方にくれていると


「いつまで待たせるつもりなの?」


明るく可愛いらしい声が聞こえて顔を上げてしまった。


「こんばんわ。光秀様、様」

「こんばんわ、姫君」


愛想笑いを浮かべ挨拶をしている光秀を横目で見ながら、私も笑顔を作り挨拶をした。

秀吉の愛する姫君__
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