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堕ちていく恋心【イケメン戦国】*R18指定*

第3章 奈落の底に堕ちていく


東屋について腰をかけ、光秀を待っていると


「そこにいるのはか?」

「秀吉……?」


声のする方に蝋燭を向けると柔らかい笑みを浮かべている秀吉の姿があった。


ドキリと胸が波打つ


「どうして……此処に?」

「ん……まあ、ちょっとな」


気まずそうに頭を掻き、私の隣りに腰をおろした。


なんで秀吉と会ってしまったんだろう

会えて嬉しい。
でも、私の躰は光秀によって汚されたばかり


今でもその余韻は冷めずに、蜜壷が熱く
蜜が溢れ出ているのに……



「こそ、こんな夜更けに1人で何をしているんだ?」


「星を見に……」

「お前もか? 今宵は、星が降るって昼間から皆が騒いでいたもんな」


秀吉の笑顔を間近で見ているだけで胸の高まりを抑える事が出来ない。

屈託のない笑顔を見ているだけで、私は幸せな気持ちになれる。

気を抜いたら「好き」って言いそうになってしまいそう……



「、元気ないな? 大丈夫か?」


心配そうに顔を覗き込んでこられると
顔が近すぎて、頬が熱くなるよ

今が暗闇で良かった
私の頬が染まっている事にも気付かれないから



「光秀と……仲良くやっているのか?」

「!!」




秀吉の口から光秀の名前を出されたくない。
奈落の底に落とされたみたいに、一気に心が沈んでいく





私は貴方が好きなのに__
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