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堕ちていく恋心【イケメン戦国】*R18指定*

第3章 奈落の底に堕ちていく


「では、先に行っていろ。
俺は酒を用意してくる」

「お酒の用意なら私が……」

「お前は先に東屋に行ってろ」


薄く笑い、私の頬を軽く撫であげる。
これは合図

光秀に逆らってはいけない。

「わかった。先に行って待ってるね」

「ああ……先にな……」



含み笑いをする光秀の意図に気付かない私は、1人で部屋を出て蝋燭の灯りを頼りに
東屋へと向かう。


何故、この時
気付かなかったんだろう?



光秀の意図に気付いていれば、私は部屋から出る事などなく
辛い現実を見る事はなかったのに……


それとも女の私が現実を知らしめたかったの?


拙い恋心を諦めさせるために……


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