第2章 お暇つぶしにも
※作者が誤って章を削除してしまいましたので、その部分を残します。申し訳ありません。
男が何をショーにするか探しに行く前、おヒメ様は空中からカードを取り出し、男に選ばせます。その数字は1。森の外に出ようとし、木々や空気にそれを邪魔される男をミラールームで監視し、愉しむおヒメ。
退屈はすぐにやってきて、図書室に行こうとした時、行く途中にある"あの人"の部屋へある悪戯をしにおヒメは行きます。
おヒメは、蝶造天使という人形から、その名の通り、蝶を造らせ、部屋の、何よりも腐っている空気を食わせました。
またしても退屈になってしまいます。
その後"何か"に誘導されるように図書室に行き、蝶造天使をまた呼んで、高いところにある本を取るため、台を持って来させました。
台に登り、お気に入りの本を取ろうとすると、窓からこちらへ戻ってくる男が見えます。
その男は、おヒメに、外に出られないように邪魔する木々たちなどを、なんとかして欲しいと頼みます。
了解し、自分が今まで外に出ようとしてなかった事に驚愕するおヒメ。その時、男に対する感情はなんなのか分からないまま、本能に身を任せ、2人は口づけをします。
「貴方本当に愉しませてくれるんでしょうね..」
「お暇つぶしにも」
森を出た先はまるで異次元、異世界。しかし、初めて外に出るおヒメは物怖じせず、愉しむ為なら何も怖くないという意思を男に表しました。男はそれに感嘆します。
キッカケは男の頼み、でもおヒメが望んで服屋に行き、店員に似合う服を選ばせます。
試着室に入り、とりあえず選んでもらったワンピースをおヒメは着ました。しかし、カーディガンの着方が分からずズボンのように下に履いてしまいます。その姿を見ておヒメは爆笑しました。