第6章 two
「ほら…いいから」
翔の足を開いて、指を進める。
「ああっ…かずくんっ…」
俺の髪を掴んで、必死に何か堪えてる。
俺は翔の中心を、ローションでベトベトの手で掴んで扱いた。
「ああああっ…かずくんっ…やだっ…」
そういうのに、翔の身体からはどんどん力が抜けていく。
「んー…やだああ…へん…ぼくのおしりへん…」
「大丈夫だよ。変じゃないよ。とってもかわいいよ、翔…」
目を閉じて、ビクリビクリと身体を震わせながら、だんだん翔の身体が汗ばんでくる。
「好きだよ…翔…」
「かずくん…」
翔が潤んだ目で俺を見上げる。
「ぼくとかずくん、こいびと…」
「うん。そうだよ…恋人だからセックスするんだよ」
「せっくす…?」
「そう、いまやってることはセックスっていうんだよ」
翔の身体が強ばった。
「ぼく…ぼく…」
「翔?」
「ぼくおじさんとこいびとじゃないのに、せっくすしました…」
「え…」
「しせつのおじさんたちも…ぼく、こいびと…?」
「違う…違うよ?翔」
「ぼくいやっていったのに…いやって…」
ずるずると翔が俺から離れていく。
「行くなっ…」