第6章 two
「いいよ…出そう?翔…」
「やぁ…かずくんともっと…」
「ん…もっとしよ?もう一回できるから…」
「やくそく…」
「いいよ…」
小指を差し出して、翔の小指と絡めた。
「ほら、や・く・そ・くな?」
「うん…やくそく…」
翔が俺の頬を両手で包んでキスすると、もう我慢できなくて。
翔の手を掴んで、一緒に俺たちを握って扱き始めた。
「あっ…あんっ…かずくんっ…」
「んっ…翔…好きだよ…」
「すきっ…ああっ…も、でちゃう」
「いいよ、一緒にっ…あっ…」
翔の手がぎゅうっと俺たちを握りこんだ瞬間、二人同時に果てた。
白濁がお互いの腹や胸に飛び散る。
「んっ…ふっ…う…」
翔が涙を流しながら快感に揺蕩ってるのを見ながら身体を起こした。
そのままローションを取って、手のひらに出す。
何度も擦って温かくしてから、翔の後ろに指を這わせた。
「あうっ…かずくんいやっ…」
「なんで?もう一回って約束しただろ?」
俺は既にもう勃っていた。
なんだか今日は我慢ができなかった。
「いやっ…からだ、びくびくするからっ…」
「いいの。それが気持ちいいってことだよ?」
「やあっ…へんっ…」
「変になってる翔、みたいな…?」
「うえ…?」