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Re・Birth【気象系BL小説】

第4章 truth


「翔…大丈夫だよ…もう、おじさんのところはいかなくていいからね…?」


翔はこちらをみると、布団から腕を出して広げた。


「だっこ…」


「そうだった…約束してたもんな…」


俺はベッドに入って、翔の身体を抱きしめた。


まだ、震えている。


「翔…大丈夫だよ…ね?」


「かずくん…」


翔が俺の身体に腕を回して、ぎゅっと俺を抱きしめる。


こうしていると、ずっとふたりでこうしていたような錯覚に襲われる。


ずっとずっと…


翔の髪から、俺と同じシャンプーの匂いがする。


髪に顔をこすりつけると、翔も俺の胸板に顔を擦りつけた。


「大丈夫だよ…翔…」


安心させるように背中を擦ると、翔はひとつ、息を大きく吐き出した。


「かずくん…だいすき…」


「ん…ありがとな…」


どう、答えればいいかわからない。


翔のすきは、多分…


「かずくん…」


翔が俺の顔を見上げる。


「すき…」


そのまま顔を近づけてくる。


「翔…」


翔は俺をじっと見て、そして目を閉じた。


俺も、目を閉じた。


そのまま二人の唇は重なった。


ごめん…雅紀…


俺…





翔のこと、好きになった





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