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Re・Birth【気象系BL小説】

第4章 truth


「かずくん…」


「ん?なんだよ。いくぞ?」


「だっこ…」


「ああ…もうわかったから…」


翔を抱きしめて引き起こした。


こうすると翔はとても喜ぶ。


「…ちゅーは?」


「ぶふぉっ…」


ものすごく可愛い顔して、小首をかしげてる。


「あ、あふぉか!」


このひと月、度々翔からの誘惑があって…


もう負けそうだった。


だって翔、かわいいんだもん…


玄関を出て、廊下に出る。


「おら、バカなこと言ってねえでいくぞ!」


「ちゅー…」


「わぁった!」


ほっぺにちゅっとやると、翔は花が咲いたように笑った。


「うれしい」


そのままほっぺを押さえて、俺に手を引かれて歩く。


本当に嬉しそうににこにこしている。


はぁ…


ほんと俺、負けそうだ…





その日から、翔はうちの施設の職員になった。


年少の子どもたちとどんぐりは翔に非常に懐いた。


俺と石井先生はとても仕事がやりやすくなった。


ある日、はたと気づいたのだが、翔のこと病院で一回も診てもらってなかった。


石井先生も翔のことは担当ではなかったから、そこまで把握していなくて。


一日病院へいくことになった。
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