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Re・Birth【気象系BL小説】

第16章 rebirth


鳥の鳴き声…
ああ…朝か…

目を開けると、温かいぬくもりに包まれていた。

「翔…」

俺は翔に抱きしめられたまま眠っていた。

「かずくん…」
「翔…ずっとこうしててくれたの?」
「うん…」
「まさか寝てないの?」

だまって首を横に振るけど、寝てないだろ…
目がトロンとしてる。

「かずくん…だっこ、すき…」
「え?」
「だからぼく、だっこする」
「な、なにいってんの…」

いつも俺が抱きしめてたのに…
なんで…急にこんなこと…

「翔だってだっこ好きでしょ…?」
「うん…でもかずくんだっこするの」
「翔…?」

ぎゅうっと翔は俺を引き寄せた。

「かずくんねる…」
「え?」

そんな、今起きたばっかなのに…

「かずくんなかない…」
「え…?」

そういえば、安藤の夢…見なかった…

翔の規則正しい寝息が聞こえてきた。
それを聞いているうちに、俺もなんだかまた眠くなって。
とろとろと眠りに引き込まれていった。
翔の腕は温かくて…
安心できた…



「かずくん…だいすき…」

夢の中で翔が囁くのを聞いていた。
翔、俺も大好きだよ…

もう、二度と…離れないからな…


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