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Re・Birth【気象系BL小説】

第16章 rebirth


俺…安藤になにされたんだろう…

その後、ここは完全看護だからと皆帰されて。
なぜだか、隣のベッドに翔が居て。
点滴を打たれていた。

俺が眠っている間、俺の傍を離れないで…
ご飯も少ししか食べなかったらしい。

「翔。だめだぞ?」
「はぁい…」

お互いベッドで点滴を打たれながら、見つめ合った。

「もう…大丈夫だからね…?」
「うん…」
「だからちゃんとご飯食べような?」
「うん…かずくん…」

ああ…翔に触れたい。抱きしめたい…

そんな風に何日も過ごしていくうちに、翔は元気を取り戻していった。

俺は顔や腕のつっぱりが取れてきて、関節もだんだん動くようになってきた。
リハビリの人が病室に毎日来て、身体を動かす訓練を根気よく続けてくれた。

「いっ…」

左足の足首だけが、まだ痛くて。
ギプスで固定されてるけど、まだ治らなかった。

顔や腕のやけどは程度が浅かった見たくて、毎日薬を塗っていたらだんだん良くなっているようだ。

「ケツ…いてえ…」

なぜだかケツが凄く痛かった。
トイレにいく時、一苦労だった。
医者から薬も出てて…

俺、なんでケツなんか切れてるんだろ…
わかんねえな…

安藤のところに…居た間になにがあったんだろ…
なんとなく、想像はついた。

けど、なんにも思い出せない日々が続いた。
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