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Re・Birth【気象系BL小説】

第14章 burn


安藤くらいのレベルの中毒になると、断続的に薬を摂取していないと、身体中の痛みに襲われるようだ。

そのうち頭痛がしてくるはずだ。
だけどセックスの快楽には、勝てないんだ。

恐ろしい幻覚がきたって、安藤は腰を振り続けるんだから。

「安藤、気持ちいい…?とっても美味しいよ…?」
「う…ううう…あぁ…もっと奥まで咥えこめ…」
「ん…」

俺はまたアイスを塗り付け何度も何度もしゃぶった。

「あああああ…」

口の端に泡をつけながら、安藤は頭を抱えだした。

「痛え…痛えよお…」
「安藤…もうやめようか…?」

そんな気、さらさらないのに俺は聞いた。
バスローブの隙間から、太ももを見せるように出しながら。

「和也っ…」

安藤に引き寄せられて、俺は嬌声を上げる。

「ああ…ああ…和也…」
「安藤…誰か居る…」
「え?」

俺は何もない壁を指差す。

「あそこに男の人が立ってる…」
「う…嘘だっ…違うっ…」
「だって、見てよ…安藤…あそこにいるよ…?」
「居ねえって言ってるだろうが!」

がつんと目の前で火花が散った。
安藤は俺を殴りつけた。

それからめちゃくちゃに俺はヤラれた。

床に落ちたアイスは、ベッドのすぐ下で溶けて広がった。


そういえば、前に翔に買ってやった31のアイス…
あれ、どうしたっけなぁ…

食べさせてやりたかったなぁ…
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