第14章 burn
「和也…買ってきたぞ…」
安藤が持ってきたのは31と書いてあるアイス屋の袋。
中にはドライアイス。
「ありがとう…ね、早く出して?」
袋の中からカップを取り出すと、安藤は俺に差し出した。
まだ少し硬かったから、手のひらで温めていたら、安藤にいきなり腕を掴まれてベッドに連れていかれた。
「早く舐めろ」
…翔にも、こんなことしてたんだよな…?
お前のこと、絶対に許さねえ…
刺し違えたって、絶対に葬ってやる。
「安藤…アイス食べないの?」
「早くしゃぶれって言ってんだろうが!」
薬のせいかすぐにキレる。
俺は指でアイスを掬うと、安藤の唇に塗りつける。
そのまま唇を塞ぐと、手を伸ばして安藤のズボンのベルトを開いた。
カチャカチャ音を立てながら、ズボンがずり下がっていく。
そこから安藤のモノを取り出して、またアイスを掬って塗り付けた。
「う…ぁ…」
冷たいのか、安藤が呻く。
少しつけたのを、舌で舐めると安藤は獣みたいな声を上げた。
アイスの冷たさが痛いんだろう。
ずっとここに来てから、安藤は痛がってる。
シャブの副作用だろう。
苦しめ…もっと苦しんだらいい。
おまえは性欲からは逃れられないんだから。