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Re・Birth【気象系BL小説】

第13章 these


その目は腐った木のうろのようだった。
真っ黒で、底が見えない。

「二宮ぁ…」

安藤の腕が伸びてきた。

とっさに殴られると思って身構えた。
でも次の瞬間俺の体は宙に浮いていた。

「え…?」

また隣の部屋に逆戻り、ベッドの上に投げ出された。
安藤がベルトを外す音が聞こえる。

「な…なにしてんだよ…」

安藤は無言でズボンをずり下ろした。
そこには隆々としたモノがあった。

「や…やめろっ…」

ベッドの上を這って逃げようとしたところを殴られる。
顔や腹をめちゃくちゃに殴られた。

「ぐっ…う…」

動けなくなった俺はうつ伏せにされた。

腰の下に布団を丸めて入れられてケツが浮き上がった。
無理やり俺の履いていたジーパンがずり下げられた。
もう、何をされるのかわかった。

「っく…アンタ…男なら誰でもいいのかよ…見境ねえなぁ…」

最後の負け惜しみだ。

「お前が翔を帰さないからだ。アイツの体の良さはわかってんだろ?」
「あんたと一緒にすんなよ…?翔の本当の良さを知ってんのは…俺だけだよ」

また、一発殴られた。
今度は頭の芯に響いた。

意識が朦朧とする。
急に尻に焼け付くような痛みが来た。

「ああああああっ…」

ぎりっと安藤が俺に侵入していた。
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