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Re・Birth【気象系BL小説】

第11章 will


二人で並んでる姿はなんとも可愛い物があった。

「翔、これ飲んでていいよ」

そう言って、ペットボトルのジュースを渡した。

「つばさくん、じゅーすのみますか?」
「あーい」

翔は蓋を、翼の分まであけてやると翼に手渡した。

「つばさくん」
「あい?」
「かんぱーい」
「かんぱーい!」

…なんでジュースで乾杯してんだよ…

ぐびぐびと二人でペットボトルからジュースを飲んだら、「ぷは~」っと決め込んだ。
なんともおかしくて、思わず吹き出してしまった。

「…なんでかずくんわらうですか」
「ですかー」

二人共、怖い顔をしてこっちを見てる。

「はいはい。いいから、飲んでろ」

そういうと、二人は俺にあっかんべーをした。
子供か。

美穂さんは、この一週間で集めた手術用の道具のチェック。
美樹さんは、パソコンの解析。
俺は翔と翼の面倒を見てた。

潤と智はセキュリティーのしっかりした病院にいるから、まず問題ないし…

雅紀と由美さんは発信機とマイクロチップを探す機械を入手しに行ってる。


後は…安藤、お前だ。


美樹さんが安藤の潜伏場所を掴んできた。
そこにはもう人を配置してあって、逃がさないようにしてある。

後は、どれだけの人に迷惑をかけないでケリをつけることができるか。

警察に充分な証拠をつけて引き渡すか。
そうしないと安藤はすぐに出てきてしまう可能性がある。

それをさせないため、雅紀は相葉グループの力を使って充分な準備をしようと提案した。

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