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Re・Birth【気象系BL小説】

第11章 will


「オヤジたちには話はつける。とにかく俺がやりたいんだ…。だから皆、協力してくれないか」

雅紀はそう、言った。

俺は安藤の脅威から逃れられるなら、なんだってするつもりだった。

潤の身体をあんな風にして、そして雅紀の愛する人を奪った安藤。
そして、翔の身体をおもちゃみたいに弄んだ安藤…
許しておけるはずはない。

美穂さんと由美さんは頷いて、これからの方針を話あった。
その中には公安の小原という人と連絡を取ることも入っていた。
小原が一番信頼できるとのことだった。

この一週間。
安藤との対決に向けて俺たちは動いていた。
そして多分、そうしないと俺たちに危害を加えられる恐れが大きい。

だから、もう怯まない。

翔のために。

潤の、智の、雅紀のために。

俺もやっていくしかないんだから。

「かずくん」
「ん?」
「つばさくん、ねちゃった」
「あ、そっか…じゃあ毛布かけてやりな」
「はぁい」

翼にそっと毛布をかけてやる翔の姿をみていたら、涙が出そうになった。

一生懸命、生きてるだけなのにな…
なんでお前たちがこんな目に合わなきゃいけないんだ…

安藤…
お前みたいなやつは、滅びるんだ。






俺が、やってやるよ。


【will end】
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