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Re・Birth【気象系BL小説】

第10章 stream


秀明、よかったな。お前、美人だってよ。

「二宮とか、どこいきました?」
「あ、今、松本さんの病室に…」
「え?潤、ここに居るんですか?」
「ああ…えっとどこまでご存知ですか?」
「ほぼ…それに秀明から、色々聞きました」
「えっ…安藤のことですか?」
「はい。だから皆に話さないと…」
「わかりました」


それから数分後、俺達は潤の病室に集まっていた。

休憩室にいた和と翔、それに美穂さん。
智と潤、そして由美さんと俺。
翼は個室にあったソファに寝かせた。

「ごめん、心配かけて…」

頭を下げると、皆、泣きそうな顔をした。

「潤、大丈夫か?」

潤はなんとか頷くと、目を閉じた。

「ごめんな、しんどいと思うけど話させてくれ」

そう言って俺は、秀明から聞いたことを皆に話した。

美穂さんは俺の話をずっとレコーダーで録音していた。
聞き取りやすいよう、ゆっくりと話した。

話し終わると、重い沈黙が横たわった。
皆、何から話したらいいかわからないって顔してた。

「俺が聞いたことは、これで全部だ。何か役に立つかな?」
「立つもなにも…翔の身体にマイクロチップなんて…」

和はそのまま絶句してしまった。

「貴重な情報です。これで安藤が付け狙う理由がわかりましたし」

美穂さんと由美さんは目を合わせて頷いた。
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