第9章 captive
つばさは不思議そうな顔をしながら、全裸で俺の上に跨った。
「にーちゃ、ねる?」
「えっ…寝るよ?なんでお前、裸なの?」
「ねる…」
つばさは俺の服を脱がそうとしている。
「待てって…なにするんだよっ!」
もう泣きそうな顔をしている。
「つばさ?寝るだけだよ?なんで俺の服まで脱がそうとするの?」
「ねーるー!」
もしかして…
寝るの意味が違う…?
ガンっと頭が殴られたような痛みが来た。
「ううっ…」
呻いてつばさの腕を離してしまった。
つばさは素早く俺の服を脱がせてしまった。
こんな細っこいのに、結構力があるんだな…
ぼんやりと思った。
つばさが俺のを咥え込んだ時、やっぱりさっきの勘が当たったことを知った。
こいつ…ここで飼われてるんだ…
もしかして、翔と同じこと…
「あっ…」
ここはもしかして…安藤の隠れ家?
気づいた瞬間、つばさに強く吸われた。
「ああっ…」
久しぶりの快感に抗えなかった。
警察に捕まってた間、触れなかったから…
それに頭が痛くて、身体に力が入らない。
「待って…つばさ、やめて…」
つばさの動きは止らない。