第9章 captive
確かに俺、ゲイだけど…
こんな10歳近く年下の子に咥えられるなんて、考えたこともなかった。
「待って…お願い…イッちゃう…」
つばさは俺の顔を見ると、俺の腰に跨った。
「ちょ、マジでやめろよ…」
力、入らない…
「にーちゃ…」
ちゅっとつばさが俺の唇にキスをすると、そのまま腰を持ち上げた。
ずぶりとつばさの中に、俺が埋まっていく。
「あ、ああっ…」
ものすごい圧迫感のあとに、すぐ大きな快感。
つばさが俺の上で、妖艶に笑う。
「にーちゃ…」
愛おしそうに俺を呼ぶ。
なんだこれ…一体なんなんだよ…
つばさが俺の上で腰を振ると、もうすぐに限界が来た。
それほど、つばさの動きは巧妙だった。
「やめっ…つばさっ…も、出るから抜いてっ…」
「にーちゃ…」
俺の手を取って、つばさを握りこまされた。
「あん…にーちゃ…さわって…」
「ああっ…やめ…」
いつのまにか、つばさを扱いていた。
つばさは俺の上で身体をくねるように、感じて…
そして果てた。
果てた瞬間、絞りとるように俺のことも持って行ってしまった。
その後は、覚えていない。