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Re・Birth【気象系BL小説】

第9章  captive


「つばさは、なんでここにいるの?」


「んー?」


ちょっとこの質問は難しすぎたか…


「ここにはつばさ一人なの?」


「おじちゃんがくる」


「おじちゃん?」


俺のこと誘拐した犯人だろうか。


身代金目的なら、生きて帰れるとは思うけど…


「ふーん…おじちゃんはここに住んでいるの?」


「つばさといっしょにねる!」


「そっか。寝るんだ…」


ということは、犯人は住んでいそうだな…


今はでかけているのか…


それにしたって不用心だな。


俺のこと縛りもしないで…


それとも、ここから逃げられないってわかってるから…?


背筋がぞっとした。


ここはどこなんだ?


今、何時なんだ?


「ねえ、つばさ。ここはどこ?」


「おへや」


そうだった…答えられないよな…


頭がクラクラした。


さっき警察署の前で、なにか口と鼻に当てられた。


あれ、クロロなんとかってやつだろ。


頭がガンガンする。


部屋の奥のベッドに横になった。


「つばさ、俺ちょっと寝るね?」


「うん!」


そういうと、つばさはいきなり服を脱ぎだした。


「えっ…ちょっ…何してんの!?」
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