• テキストサイズ

Re・Birth【気象系BL小説】

第7章 storm


「公安か!」


潤がテーブルを叩いた。


翔がビクッとして、俺の背中に抱きついてきた。


「潤…」


「あ、わりい…」


「その可能性は高いね。探偵もそんなこと言ってたし…」


「で、雅紀これ、どうすんの…?」


「もちろん、このおっさんにつきまとうのやめていただく方法を探すけどさ。まずは先輩にコンタクト取ろうと思ってる」


「コンタクトとってどうすんの…?」


「もしかして、このおっさんのおまわりのこと、調べてんじゃねえのかなって…」


「ええ?」


「調査報告書だと、おっさんがあらわれたあとに先輩が現れてるからね…だから、わかんないけど。俺の勘がそう言ってる」


「でたよ、天然の野生の勘」


「おいっ!潤!」


「雅紀…ありがとうな…」


俺はソファに座ったまま頭を下げた。


「ほんと…ごめん」


「ばーか…何謝ってんだよ!」


バコンと頭を書類ケースで殴られた。


「ばっか!いってーだろ!お前みたいなアホになったらどうしてくれんだよ!」


「お前みたいなは余計だろうが!」


「かずくんいたいいたい!?」


「痛いに決まってんだろうが!」


「とんでいけー!」


「ああもう!翔はちょっと座ってて!」
/ 440ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp