第6章 two
「かずくんっ…かずくんっ…」
「う…ああっ…翔っ…キモチイイ…」
翔の中、ずっとうねって俺を咥え込んでる。
腰を何度打ち付けたって、翔は俺を離さない。
その白い身体を俺に巻きつけて、翔は俺から離れようとしない。
「いいよ…翔、俺から離れんなよ…」
「ああ…かずくん…こいびと…」
「そうだよ…恋人だよ…翔…」
ぎゅうっと抱きしめると、翔も抱きしめ返す。
「好きだよ…翔…」
「かずくん…」
翔の唇にキスすると、甘い唾液が滴ってくる。
「ね、もう出すからね…」
「あっ…ああっ…かずくんっ…」
翔の腰を持って存分に突き上げると、翔の先端から白濁が飛び出してくる。
「かずくんっ…やああっ…」
「翔、もっと気持ちよくなれよっ…」
叫ぶように言うと、俺は腰を振り続けた。
愛してる…
翔…
愛してるよ…
「え?保留にする?」
雅紀が素っ頓狂な声を上げた。
「いや…そりゃあ…いいと思うけど…」
潤と智が顔を見合わせている。
「実はね。まだ翔を買ったおまわりが、こいつのこと付け狙ってんの」
「えっ…」
雅紀の顔が青くなった。
「嘘だろ…」
雅紀は翔が泣いて倒れたのを見ているだけに、翔の気持ちがわかっているのだろう。