第1章 ~第一章~甘い時間
――コン、コンッ―…
「ルイ、いる?」
そう声をかけると、扉が開くと同時に勢いよくルイに抱き締められた。
「ルッ、ルイ…?いきなりどうしたの?」
そう言いつつも私もルイの背中に腕を回すと、少し掠れた甘い声でルイが囁いた
ルイ「…ごめん、しばらくユヅキにちゃんと触れられてなかったから、つい…」
そう言ってルイは私の髪を一房取りそこに口づけをした。
ルイ「…ユヅキ、なんだか甘くていい香りがする…」
そう言って扉を閉め、優しくルイが私を横抱きにして、そっとベッドへと降ろした。
ルイの綺麗な青い瞳はいつも以上に熱を帯びていて、私はこれからおこることを予感し、思わず頬を赤く染め俯いてしまった。
「…っ、ルイ、待って…心の準備が…」
ルイ「…ダメ、我慢できない…それに…」
ルイ「…ユヅキの泣きながら俺に抱き付く可愛い姿は、何度も見てるから大丈夫だよ」
そう言って妖艶にクスッと笑ったルイの姿を見て私が
「…ルイの意地悪っ……」
と言って小さく頬を膨らませて睨むと、ルイはクスクスと愉しそうに笑った後、何かを思い出したような顔をした。
「ルイ…?」
不思議に思い、私がルイに首を傾げながら尋ねるとルイは優しく私の頬へキスをした。
ルイ「…ユヅキ、少しだけ待ってて」
そう言って私から離れたルイは、机の引き出しへと手をかけた