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As well be hanged for .....

第3章 仕事は真面目に 趣味はほどほどに





「ぼっちゃん。イケません。」



そんなシエルを見てセバスチャンは彼の視界を遮る。

悪魔の食事は人間の魂だ。

セバスチャンには薄く分かりにくいが、シエルの悪魔の嗅覚が人間のウリエの魂を嗅ぎつけてしまったのだろう。
それはシエルにとって甘美で極上のスイーツ。
この世の物とは思えないほど甘くてとろけてしまう魂の香り。

あぁ、コレをセバスチャンは求めていたのだな。と悪魔になって初めて、自らにくっついて悪魔が執事などをやっている理由なのだと理解できた。

「契約は契約ですよ。」

こうも反りの合わない少女と仲良くやっているのは、極上を味わうため。と両目をきつく閉じて、視界を覆っているセバスチャンの手を払いのける。

「わかってる。もう子供じゃない。」
「えぇ。そうですとも。」

彼女の願いを叶えるため。
自分の望みを叶えるため。
シエルは仕方なく嫌いな食べ物の刺さったフォークを口に運んだ。




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