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As well be hanged for .....

第12章 裏切りは手に 真実は足に 後編




あの爆発は。
いったい何のために起こったんだ。

ホールの周りには爆発しそうなものはない。
誰かが仕掛けたとしか思えない。
確実に中の者を殺すために。


シエルの頭に巡るのは二つの考え。

一つはバッキンガムへ来ると思われる女王を殺すため。
二つは、確実にそこにやってくるだろう人物を殺すため。

あの会場に来ていた人物のリストが必要だ、それとその時の女王の動きも知りたい。
じりじりと今回の爆破事件の事ばかりを考えるシエル。

違う、本当はこんなことじゃない。
まただ。また。

「ウリエ……。」

互いに怖い思いをした。
傷つけたくない、失いたくない。

何言ってるんだよ。と悪魔がささやく。
こいつはただの食事だろう?

「僕は……」

どうして彼女にしたんだろう。
悪魔を召喚する事を望んでいた訳じゃなかった彼女の前に。



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