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As well be hanged for .....

第11章 裏切りは手に 真実は足に 前篇




お付の方は別室を用意してあります。と中でダンスが始まる前に係の人がセバスチャンの様な執事や、運転手、黒服などを軽食などが準備してある休憩室に案内してくれた。

随分気が効く時代になったものだ。とホールを映し出していたモニターを見上げていると、シエルとウリエの二人がダンスを離脱するのが画面の端に見え、クスリ。と笑ったところだった。


バガン。とホールとモニターから爆発音が聞こえ、背筋が凍った。

黒服はドタバタと休憩室を飛び出し、執事も遅れて出ていく、運転手たちは大きく口を開けたままモニターに釘付け。

セバスチャンは黒服が飛びだしていく前に、扉を壊さんばかりに蹴り開け、ホールへと飛び込んだ。


壁は破壊され、美しいステンドグラスは跡型もなく粉々、瓦礫の下にはひらひらキラキラの布が血まみれになって散乱している。
まだ、もうもうと白い煙が立ち込める中、大切な小さな主の元へ飛びこむ。

「こ、れは!」

血まみれの二人。
シエルがウリエを庇ったのは目に見てわかる。
二人の背中が大きく怪我をしているから、抱き合って身を守ったのだろう。

しかし、二人の側で爆発があったのだろう。
悪魔であるシエルは手当てが遅れても問題はない、しかし、人間であるウリエの怪我は素人目に見ても酷い物だ。
出血も多く、青いドレスが血にまみれ紫色に染まっている。


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