第3章 抗戦
及川side
岩ちゃんにを少しの間任せる事にした
岩ちゃんがそばにいれば女子も手出しは出来ない
「俺に取られても知らねぇからな」ケッ
「心配しなくても大丈夫だよ☆」
「誰も岩ちゃんのことは見てないから☆」
「ア?このクソ及川!ボケェ!」
「……信じてるよ」
岩泉は拳を及川に突き出して
保健室へと向かう
「さて、調子に乗る前に折るか……」ニヤッ
(に出会って以来忘れてたな)
(この湧き上がる黒い感情…)
(問い詰めるには現場を抑えるか)
(確実な証拠を出すか…)
(いつ、相手に隙を見せさせて捕まえるか)
そして、及川は単独行動に移る
家に帰って、ノートを広げる
簡単に言うと作戦ノートだ
(今回の流れからして偶然見かけて捕まえたに違いない)
(じゃあ、が3年生の階に来なかったら)
(どこで、どのタイミングで捕らえていたか…)
ブブッ…………
携帯が鳴る
「あれ、メールだ。岩ちゃんかな…」
{お疲れ様です。です。}
{今日はご心配をおかけしてすみません。}
{岩ちゃん先輩に送ってもらい家に着きました}
{先輩に、会いたいです…}
{それでは、また明日}
「うあっ!ちゃんからだよ!」
「…………会いたい…か…」
「俺もだよ……」
(をギュッと抱きしめて)
(俺の手でぐちゃぐちゃにしてやりたい)
(誰にも邪魔させない)
(ゼッタイに)
{ちゃ〜ん☆}
{岩ちゃんには何もされなかった?笑}
{というか、ちゃんメールだと大胆☆}
{及川さん、今すぐ会いに行きたくなっちゃった☆}
{……今から行ってもいい?}