第5章 月光

潤の手で擦られ、先端から物欲しそうに蜜を垂らすそこを、暖かいものが包んだ。

顔を覆った腕の隙間から下を覗き見ると、潤が俺のモノを口に含んでいた。

｢や、やだっ…それ、やだぁっ…｣

上下する潤の前髪を掴むと、俺を見上げる潤の視線とぶつかった。

｢ね、も、出ちゃう…か…ら…｣

｢出しな？｣

先端を尖った舌先で弄りながら、胸の突起を摘まれた。

｢や…あ、あ、あ…｣

俺は堪らず潤の口に熱を吐き出した。

｢あ、ご、ごめ…えっ…あっ…｣

潤が俺から口を離すと、俺の吐き出した。モノをゴクリと喉を鳴らして飲み込んだ。

そして俺の先端に残ったモノを指で掬い、そのまま後の蕾に塗りつけた。

指で周りを撫でられ、俺の身体に緊張が走る。

｢指、挿れるよ？｣

俺の返事を待つことなく、潤の指が俺の中に入ってくる。

｢痛い？｣

俺は首を横に振った。

それを見て動かされる指。

｢はっ…はぁ…｣

中をグルグルと掻き混ぜられて、吐息が漏れ、身体かビクビク震える。

｢すごいよ、智のココ…｣

耳元で囁きながら、増やされる指。

抽挿を繰り返しながら内壁を擦るように動かされると、ある箇所を指が掠めた。

その瞬間全身が痺れるような刺激が走った。

｢あっ…あ、や、こわ…い…｣

咄嗟に伸ばした手を、潤の手が捕まえた。

｢大丈夫、怖くないから…｣

更に刺激を与えられ、吐き出したばかりのソコが頭を擡げる。

しがみつくように潤の手を握った。

｢だめ…ね、潤…じゅ…あ、はっ…あぁ！｣