第3章 ジムノペディ
荒い息を落ち着かせるように、俺の胸に顔を埋める和。
「ホント、お前バカだ…」
「そ、そんなバカバカ言わなくっても…」
今更和に言われなくっても、自分がバカなのは分かってるよ。
「だってホントにバカなんだもん」
クスクス笑うと、吐息が胸を擽る。
和は気怠そうに身体を起こすと、腰を上げて俺を抜き取った。
「ん…あっ…」
途端に液体が溢れ出し、和の白い太股を伝った。
「うわ〜、超エロい〜」
言った瞬間、目の前に星が散った。
「俺がエロかったら、お前は“エロエロ大魔神”だわ」
バカの次はエロエロ大魔神かよ…(^_^;)
酷い言われようだけど、和なりの照れ隠しだって分かってるから、俺も反論はしない。
拘束を解かれ、自由になった両手で和の身体を強く抱き締めた。
「和、ホントにごめん…」
「痛てーよ、ばか…」
そう言った和の肩が、小刻みに震えていた。