第3章 ジムノペディ
「も、いい…から…」
俺の口から自身を引き抜くと、和は両手で俺の肩を押し倒した。
和が俺の上に跨った。
首筋を舐め上げられると、全身に甘い痺れが走る。
「はぁ…あ…」
「感じてんの? ココこんなにして…」
和の手が俺を握った。
ちょっと触れられただけで爆発しそうなのに、上下に扱かれ、すぐに破裂寸前まで張り詰める。
「ね、和…もう…」
切なく訴える。
「俺も…」
小さく頷くと、片手で俺を握ったままで和が腰を上げた。
そしてゆっくり俺の上に腰を下ろした。
えっ…?
「あっ…クッ…」
和が小さく呻いたかと思うと、俺が熱く柔らかい壁に包まれた。
手を俺の胸に付き身体を支えると、ゆるゆると腰を振り始めた。
「あ、あ…ん…」
髪を振り乱し、快感に喘ぐ和。
「好き…だよ。やっぱり和が…一…番…」
「ん…アンタ…やっぱり、あっ…バカ…だ…」
俺達はほぼ同時に熱を放った。