第2章 革命
全身に緊張が走った。
まだ硬く、僅かな潤いを纏っただけの蕾をこじ開けて雅紀が入ってくる。
「あっ…!! くっ…」
身体を反らせ、苦痛から逃れようと腰を引くが、雅紀の手がそれを許さない。
「力抜けよ…」
苦しいのは雅紀も同じなんだろうけど、言われたってどうすることも出来ない。
「無…無理…」
はぁ…、と一つ息を吐くと、雅紀は強引に腰を進めた。
身を裂くような痛みに涙が溢れる。
雅紀はそれには構わず、一旦腰を引くと、一気に突き上げた。
激しく腰を打ち付け、抽挿を繰り返す雅紀から汗が飛び散る。
「…も、イキ…そ…」
低く呻くと同時に、俺の中で雅紀がビクビクと震えながら、熱いモノを放った。
荒い息を整える間もなく、俺の中をから抜け出ると、シャワーを浴びることなく服を身に付け、部屋を出て行った。