第2章 革命
片足が高く持ち上げられ、雅紀の指が俺の後に触れた。
「くっ…うぅ…」
受け入れる準備が出来ていないそこに、乱暴に指を突き立てられ、思わず苦痛に顔が歪んだ。
「痛ってーよ…抜け…よ…」
雅紀の指が増やされ、俺の中を掻き混ぜる様に動かされる。
そしてあるポイントを掠めると、全身に痺れが走った。
「あっ…あぁっ…!」
しんと静まり返ったリビングに、自分の声がやたら大きく響く。
「うぅ…ふ…ん…」
絶え間なく吐き出される声を、寝室で眠る智に聞かれたくなくて、両手で口を塞いだ。
「まだそんなこと考えてる余裕あるんだ?」
ふっ、と笑い俺の中から雅紀の指が抜き取られた。
雅紀はスウェットの下と下着を下げると、両足を胸に付くぐらいに曲げ、熱く猛った塊を蕾に宛がった。