• テキストサイズ

Pentagon【気象系BL】

第14章 おまけのPentagon


「しょ、翔君…?」

廊下の壁に背中を押し付けられ、逃げ場を無くした俺は、翔君からの嫉妬丸出しの行為を、黙って受け入れることしか出来なくて…

顎を掴まれ、再び降りてくる翔君の唇を受け入れた。

軽く触れただけの唇はすぐに離れ、代わりに翔君の手が俺の頬をスルリと撫でた。

「舌、出して?」

「こ、ここで…?」

「そ、ここで」

「う、うん…」

こうなった時の翔君は俺が何を言ったって聞き入れてくれない。

仕方なく閉じた唇の隙間から舌先をチラッと出す。

「いい子だね、智?」

翔君がフッ笑って俺の唇にかぶりつく。

「フッ…ン…ファ…」

乱暴に唇を割って入って来る翔君の舌先が、俺の咥内を蹂躙する。

「…ん…ふぁ…ん…」

だめ…
こんなされたら、俺もう…

膝がカクンと折れそうになった瞬間、それまで俺の唇を塞いでいた物がフッと消えた。

そして耳元にかかる吐息と、翔君の熱を含んだ声…

「続きは家に帰ってからね?」

「…お仕置き…なの?」

「智が望むならね? …それとも今ここでする?」

冗談めかして言うけど…

翔君なら本気でやりかねないよね…

俺は首をブンブン振ってみせる。

「…翔君の意地悪…」
/ 297ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp