第12章 愛の夢
フランツ・リスト
(1811ー1886)
1850年頃作曲
「3つの夜想曲」第3番 変イ長調
「おお、愛しうる限り愛せ」がサブタイトル。
ドイツの詩人フェルディナント・フライリヒラートの詩
「愛せる限り愛せよ」によっている。
以下歌詞一部抜粋
愛しうるかぎり愛せよ
愛したいとおもうかぎり愛せよ
墓場にたたずみ なげきかなしむ
ときがくる ときがくる
なんびとか 愛のまごころを
あたたかくおまえのためにそそぐとき
おまえは 胸に愛をいだいてあたため
ひたぶるにその炎をもやすがいい
胸を おまえのためにひらくひとを
できるかぎり愛せよ
いかなるときもそのひとを悦ばし
いかなるときも そのひとを嘆かすな