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【黒子のバスケ】拝啓、君へ
第17章 16年目
名前への想いを重ねていけば、いつか届く気がした。
だから本を書く時物語の主人公は必ず名前だし、手紙もやめようとは思わなかった。
名前の姿が見えなくても、俺ははっきりと名前を覚えてる。
ずっと愛し続けるよ。
今までも、これからも、俺には名前ただ一人。
手紙は読んでくれているだろうか。
名前からの返事は、まだ来ない。
まだ、来ない。
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