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【黒子のバスケ】拝啓、君へ

第11章 10年目




拝啓、苗字名前様


すぐに戻ると思ってたんだけど、まだ記憶は戻らないみたいだ。おかしいな。
まぁ特に不便はないからいいんだけど。

そうそう、俺って作家だったんだな。
今まで書いてた作品読んで、すぐにモデルは名前だって分かったよ。
俺ってすごいだろ?
自分で自分を褒めたね。

これなら俺にも書けるだろうと思って、仕事を再開したんだ。
だって名前の事を書けばいいんだろ?
簡単じゃないか。
前と同じように出来るかは分からないけど、名前も読んでくれたら嬉しい。

そういえば、気付いて俺笑っちゃったよ。
今も昔も名前の事ばっか書いてるんだな。
こんな彼氏嫌かな?

名前も俺に負けずに俺を想ってよ。
俺、今すごく名前に会いたいんだ。
いつ時間作れる?
連絡がほしい。

また手紙書くな。
大好きだよ。
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