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【黒子のバスケ】拝啓、君へ

第11章 10年目



名前から返事が来る事はない。
どうして名前は手紙をくれないんだろう。
手紙じゃなくてもいい。
メールでも電話でもなんでもいい。
とにかく名前に会いたい。

名前に会えば、失った記憶もすんなり戻る気がした。


手紙は読んでくれているのだろうか。

名前からの返事は、まだ来ない。
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